障害者雇用での給料の手取りでは生活できない?平均月収や末路を紹介

障害者雇用での給料の手取りでは生活できないのかな?

障害や病気を抱えながら一般雇用で働くのは大変ですよね。

障害者手帳を持っている人は、時短勤務や環境の配慮を受けられる、障害者雇用で働くことができます。

週に5日8時間の勤務が厳しい、配慮のない環境で働くことが難しい、など障害者雇用で働く理由はさまざまです。

しかし、障害者雇用では給料が低く生活ができない、と思っている人もいるのではないでしょうか。

給料や手取りは雇用形態や働いている時間によって変わりますが、1人暮らしできる金額は稼ぐことができます。

ここでは、障害者雇用での給料の手取りを障害別に見ていきましょう。

障害者雇用での手取りの平均は?

障害者雇用で働くとどのくらいの手取りになるのか気になりますよね。

平均的な手取りを見ても障害者雇用では、一般雇用よりも少ない給料になるようです。

雇用形態が正社員ではなかったり、週に5日8時間の労働が難しかったり、働き方が不安定なケースが多くあります。

また、抱えている障害の種類によって、平均月収も変わっていきますよ。

障害者雇用をしている会社の規模や職種も、給料に関わるので仕事を探すときは注意が必要です。

ここでは、障害者雇用の平均月収はいくらかを見ていきましょう。

安定して働く方法や仕事を探すコツについてもご紹介していきます。

企業における障害者雇用とは

日本では「法定雇用率」といったものが定められています。

法定雇用率とは、国や企業が雇用しなくてはいけない障害者の割合のことで、令和5年時点で2.3%です。

100人のうち2~3人は障害者を雇っている計算になりますね。

障害者雇用は19年間連続で増えており、国全体が積極的に動いている印象があります。

しかし、企業によっては障害者を雇うノウハウがなく、適切な環境をつくれないなど課題があるようです。

職場によっては障害に対する理解が得られず、偏見があるかもしれません。

障害の種類によって得意なことも変わりますし、人によってもできることが違いますよね。

ただし、障害者雇用は障害を抱えながら働くために、重要な役割があります。

障害者雇用と一般雇用、両方の人が助け合いながら働くための必要な雇用形態ですね。

障害者雇用の手取りの平均

「障害者雇用では給料が低いんじゃないかな」と不安に思いますよね。

実際に一般雇用で働くより、障害者雇用では手取りが少ない傾向があります。

平成30年の障害者雇用の平均月収は14万6千円と、一般雇用より低い給料です。

障害者雇用の年収は200万円以下が多く、日本の平均年収461万円を大きく下回っています。

障害別の具体的な平均月収は以下の通りです。

身体障害者

21万5千円

精神障害者

12万5千円

知的障害者

11万7千円

発達障害者

12万7千円

雇用形態や働いている時間によっても給料は変わります。

長時間働ける人やスキルと経験がある人は、給料は高くなりますよ。

また、平成30年から令和4年にかけて障害者雇用は増加しており、就職しやすくなってきています。

製造業や事務職、介護職員など、障害者雇用をしている職種もさまざまです。

就職先によっては安定した収入が望めるかもしれませんね。

障害者雇用の労働時間の平均

障害を抱えながらフルタイムで働くことは、難しいこともありますよね。

障害者雇用では短時間勤務の求人も珍しくありません。

では、平均でどのくらい働いているのでしょうか。

身体障害の雇用

  • 週30時間以上:79.8%
  • 週20時間以上~30時間未満:16.4%
  • 週20時間未満:3.4%

精神障害の雇用

  • 週30時間以上:47.2%
  • 週20時間以上~30時間未満:39.7%
  • 週20時間未満:13.0%

知的障害の雇用

  • 週30時間以上:65.5%
  • 週20時間以上~30時間未満:31.4%
  • 週20時間未満:3.0%

発達障害の雇用

  • 週30時間以上:59.8%
  • 週20時間以上~30時間未満:35.1%
  • 週20時間未満:5.1%

抱えている障害によっても労働時間は変わりますが、フルタイムで働いている人が多いようですね。

正社員での雇用ならフルタイムが必須かもしれません。

生活できる給料を稼ぐためには、ある程度の時間は働く必要がありますよね。

しかし、企業によっては時短勤務も充分可能ですので、自分に合った働き方ができます。

あまり周りと比べずに、自分のペースに合った働き方を選んでみてください。

障害者雇用の手取りが少ない理由

なぜ、障害者雇用では一般雇用より手取りが少なくなるのでしょうか。

障害者雇用の収入が低い理由は以下の通りです。

  • 正社員以外の雇用形態である
  • 単純作業が多い
  • 離職率が高いため昇進できない
  • 中小企業への就職が多い

一般雇用でも派遣社員や契約社員より、正社員の方が安定していますよね。

同じように障害者雇用でも正社員で働けると、手取りが多くなります。

しかし、週に5日8時間労働が厳しい人も多いですよね。

短時間労働やアルバイトをしている場合、手取りは少なくなってしまいます。

どれだけ配慮がある環境でも働き続けることは難しいのではないでしょうか。

正社員でも同じ職場で働き続けることができないと、昇進できないため給料があがりません。

また、スキルや経験が必要ない単純作業が多いため、専門的な仕事をしている人より少ない手取りになるでしょう。

会社の規模は給料に反映しやすいので、中小企業ではなかなか給料が上がりません。

障害者雇用では高収入を得られる環境に就職することは難しいようです。

障害者雇用で安定する方法

障害者雇用を利用して仕事を探すことで、自分に合ったスタイルで働くことができます。

しかし、障害者雇用では給料が低く安定することが難しいかもしれません。

ここで、どうすれば安定して働けるのか見ていきましょう。

大手企業の募集を探す

大手企業は障害者雇用の中でも手取りが高いことが多く、福利厚生も整っています。

マニュアルがあったり自分に合った仕事ができたり、障害を抱えていても働きやすい環境です。

大手企業の中に自分に合った求人があるようでしたら、思い切って応募してみてください。

雇用形態が正社員である

やはり、雇用形態は手取りに大きく影響します。

正社員で働くことで給料が安定したり、福利厚生が手厚くなったりしますよね。

アルバイトや契約社員でも「正社員登録」がある会社に就職すると良いでしょう。

資格を取得してスキルを身に着ける

資格を取得することでスキルをアピールできます。

経験がなくても知識があるとアピールできれば、就職しやすいですし給料もアップするかもしれません。

余裕がある人はスキルアップのために、資格を取得してみてください。

無理なく働くことが1番ですので、自分にできることから始めてみてくださいね。

自分に合った仕事を探すコツ

障害の特性や自分の性格によって、できることややりたい仕事は変わりますよね。

なかなか自分に合った仕事を見つけることは難しいと思います。

そこで、自分に合った仕事を探すコツについて見ていきましょう。

障害者に特化した転職サイトを利用する

ハローワークで仕事を探しても、障害者雇用の求人はあまりありません。

そこで、障害者に特化した転職サイトを利用することで、ハローワークには載っていない求人を見ることができます。

また、障害を理解しているエージェントがいることもあるので、相談しながら仕事探しができますよ。

「できること」と「苦手なこと」を明確にする

就職したら「できること」と「苦手なこと」を、周囲の人に話しておきましょう。

こうすることで、仕事が回ってこないということを回避しながら、障害の特性で苦手なことを理解してもらいやすくなります。

希望する給料の最低ラインを決めておく

仕事を探す前に給料の最低ラインを決めておきましょう。

生活に必要な費用をあらかじめ計算しておくと、給料の最低ラインを決めやすくなります。

「自分らしく生活できるか」を考えてみてください。

障害者支援を行っている期間に相談することも1つの手段ですよ。

障害者雇用では生活できない?

「障害者雇用では生活ができないのでは」と思う人もいるでしょう。

実際に1人暮らしをするには不十分な給料しかもらえない、というケースもあります。

障害を抱えていることを知られたくない人にも、障害者雇用で働くことは向いていません。

配慮が必要ない場合は一般雇用で働いた方が、給料が高く安定して働くことができます。

しかし、障害者雇用はデメリットばかりではありません。

配慮が受けられたり環境が整っていたり、障害を抱えていても働きやすいと言えます。

一般雇用で働くよりも二次障害が発生しにくいこともメリットの1つです。

ここでは、障害者雇用のメリットとデメリットをご紹介していきます。

また、障害者雇用以外で収入を上げる方法についても見ていきましょう。

障害者雇用のメリット

障害者雇用は給料が低くなりやすいですが、メリットも存在します。

  • 障害特性を理解してもらいやすい
  • 配慮が受けられ環境が整っている
  • 障害者も内定をもらいやすい
  • 社会とのつながりができ孤立を防ぐことができる
  • 二次障害が起こりにくい

障害を抱えていると平日に病院にいかなければならないこともありますよね。

労働時間が短かったり休みやすかったり、障害者雇用では通院しやすい環境が整っています。

また、障害の特性で苦手なことを配慮してもらいやすいこともメリットの1つです。

適切な環境で仕事ができるとストレスが少なく、長く働けて安定しやすくなります。

うつ病や不安障害などの二次障害を防ぐという意味でも、配慮がされている環境で働くことが大切ですね。

さらに、一般雇用では障害が理由で落とされることがありますが、障害者雇用では内定をもらいやすいです。

一般雇用で働くことが難しい場合は、障害者雇用で無理なく仕事を探すと良いでしょう。

障害者雇用のデメリット

障害者雇用で働くことはメリットばかりではありません。

  • 求人が少なく職種が限られている
  • 一般雇用より給料が少ない
  • 障害を抱えていることが周囲に知られる

障害者雇用では求人の数が少ないため、就職活動の難易度が高くなります。

1つの求人にたくさんの人が応募する可能性があるため、内定がもらいにくいこともデメリットですね。

また、一般雇用よりも給料が少なく、生活が苦しくなってしまう可能性があります。

障害を周囲に知られたくない人も、障害者雇用は使わない方が良いでしょう。

あまり配慮が必要ない人や障害を知られたくない人は、一般雇用の求人を探すことがオススメです。

メリットとデメリットを知ることで、自分に必要なことが見えてくるかもしれません。

無理なく働くために必要なことを考えてみてくださいね。

障害者雇用でも1人暮らしは可能

障害者雇用で1人暮らしはできるのか、気になる人もいるかと思います。

人によっては充分な給料が確保できず、1人暮らしは難しいかもしれません。

しかし、フルタイムで働いている人などは、1人暮らしが可能です。

障害者雇用でもうまく節約できれば生活に困ることはありません。

ただし、自分1人で暮らしていける給料なので、家族を養うことは難しいでしょう。

例えば、障害者雇用で月収が12万円の場合は、1人で暮らすのがやっとの金額です。

もちろん一般雇用と変わらない給料がもらえているなら、家族を養っていけます。

障害者雇用で働いている人も1人暮らしは可能ですが、誰かを養うには心もとないかもしれません。

今の給料に不安がある人は、転職や副業を視野に入れてみてくださいね。

収入をあげる方法

「障害者雇用だけでは給料が低いけど現状を変えられない」という人もいるのではないでしょうか。

そこで、障害者雇用以外のことで収入をあげる方法をご紹介していきます。

可能な場合は障害者年金を受け取る

障害者年金が受け取れる場合は、申請してみましょう。

障害等級が1~3級で初診の日に厚生年金の被保険者の場合は、障害厚生年金を受け取ることができます。

障害厚生年金の条件をクリアしている障害等級1~2級の人は、障害基礎年金が追加されますよ。

自分が障害者年金の対象か分からない場合は、近くの年金事務所か年金相談センターで相談してみてください。

副業をはじめる

副業は在宅でできる仕事がたくさんありますし、働く時間も自由なことが多いです。

うまくいけば副業だけで障害者雇用の給料を超えるかもしれません。

しかし、始めたばかりの頃は稼げなかったり、クライアントとのやり取りがうまくいかなかったり、トラブルになる可能性があります。

Web上で完結できる仕事を探す、仕事の内容をしっかりと確認する、など自己防衛が必要です。

収入を増やすことができれば、生活への不安も減りますよね。

可能な場合は転職も視野に入れておくことがオススメです。

転職サイトを使うこともオススメ

「ハローワークを利用して仕事を探しても、なかなか自分に合った求人がない」と感じる人も多いでしょう。

そこで、障害者に特化した転職サイトに登録することもオススメです。

転職サイトでは専門のエージェントと面談することで、自分に合った企業を紹介してくれます。

ハローワークには掲載されていない求人もあるので、仕事が決まらない場合は利用してみると良いでしょう。

自分の強みや苦手なことを配慮してもらえますし、仕事に関する不安についても相談にのってもらえます。

また、サイトによっては面接練習や職業訓練を行っているところもありますよ。

複数のサイトに登録すればそれだけ求人の数も増え、就職しやすい環境にできます。

サイトごとにエージェントがいるので、複数の意見や客観的な味方ができるかもしれません。

無料で登録できるサイトも多くあるので、気になる人は1度チェックしてみてください。

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障害者雇用の末路とは?

障害者雇用で働く末路は闇が深い、など悪い印象を持ちやすいですよね

実際に一般雇用に比べて給料が少ないことや、配慮が行き過ぎて仕事が回ってこない、なんてことがあるようです。

しかし、障害者雇用は長く働き続けるために、適切な配慮を受けたり特性を理解してもらいやすくなったりします。

障害を抱えている人が二次障害を起こさずに、安心して働くために必要な雇用形態ですね。

障害者雇用で働いている人が必ず給料が少ない、というわけでもありません。

専門的な知識やスキル、経験を持っている人は、障害者雇用でも高い給料をもらいながら働けます。

そこで、障害者雇用はどのような末路になるのかを見ていきましょう。

仕事が長く続きやすい

障害者雇用だと必要な配慮が受けられるため、環境が整っており長く働きやすいです。

時短勤務や早退などの相談がしやすく、平日でも通院ができます。

「苦手なこと」「配慮してほしいこと」をあらかじめ話しておくことで、より働きやすい環境を作ることもできますよ。

一般雇用で何度も転職してしまう場合は、障害者雇用で働いた方が安定するでしょう。

同じ職場で仕事を続けることができれば、経験を積むことができて給料も上がるかもしれません。

転職をする場合もスキルや経験をアピールできれば、より良い給料や待遇が受けられますよね。

ただし、充分に生活できる給料がもらえるかは、仕事内容や就職先によって変わります。

生活できないということにならないように、給料の最低ラインを計算しておくと良いですね。

特性を理解してもらいやすい

障害者雇用の求人を出している企業は、障害の特性に合った仕事を提供してくれます。

周囲の人の理解も得られやすく、環境も整っている職場が多いようですね。

急な体調不良などにも対応してもらいやすいです。

特性を理解してもらいながら働くことができれば、うつ病や不安障害などの二次障害も起こりにくいですよ。

仕事をすることで社会とのつながりを感じ、精神的にも安定するかもしれません。

「働いている」という事実が自己肯定感をあげてくれて、より良い環境を作ることが可能です。障害が理由で働くことに不安がある人は、障害者雇用で就職すると仕事がしやすいでしょう。

障害者雇用で仕事を探すと、自分のペースで無理なく働き続けることができますね。

仕事を与えられないことがある

障害者雇用は無理なく働けることがメリットですが、適切な仕事を与えてもらえないケースがあります。

「配慮してほしいこと」「苦手なこと」ばかりに目を向けられ、仕事が回ってこないことがあるようです。

仕事が与えてもらえなくなる前に「できること」を主張していきましょう。

「就職したのに全然仕事していない」「周りの人はみんな忙しそうなのに、自分だけ何もしていない」となると、精神的に不安定になってしまいます。

就職したのに二次障害が起こってしまい、働けなくなってしまうかもしれません。

仕事がないか周囲の人に聞いたり、できることを主張したりすることで、仕事がない状況を防ぐことができます。

「配慮してほしいこと」と「できること」の両方を、周囲の人に理解してもらうことが大切です。

一般採用に比べて給料が低い

やはり障害者雇用で1番気になるところは、給料が低いということではないでしょうか。

一般雇用よりも融通が利きやすく働きやすい環境がありますが、単純作業や補助業務がおおいため給料が低い傾向があります。

8時間労働ができない、正社員で働けない、などなかなか障害者雇用で高い給料の求人は少ないようです。

専門的な知識やスキル、経験がある場合は障害者雇用でも充分な給料がもらえます。

しかし、清掃や事務補助、単純作業が多い製造業など、給料が上がりにくい職種が多いのが現実です。

スキルアップのためには自分から資格を取得したり、経験を積める仕事をしたりしなくてはなりません。

同じ企業で長く働くことで少しずつ給料がアップしていくこともあります。

また、正社員登録の実績がある企業では、実績が認められれば昇進できるかもしれません。

今すぐ給料を上げたいという人は、副業など仕事以外で収入を得る必要があります。

生活ができないくらい給料が低い場合は、転職も視野に入れると良いでしょう。

障害者雇用の給料手取りのまとめ

障害者雇用の平均月収は以下の通りです。

  • 身体障害者:21万5千円
  • 精神障害者:12万5千円
  • 知的障害者:11万7千円
  • 発達障害者:12万7千円

一般雇用よりも給料が少なくなりますが、1人暮らしができる手取りになります。

給料を上げるには同じ企業で働き続けたり、スキルを身につけたりする必要があるでしょう。

働くことで給料をもらうだけではなく、社会とのつながりを感じ前向きになれるかもしれません。

障害者雇用でも手取りが一般雇用と変わらないこともあるので、ハローワークや転職サイトで探してみてください。

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