幸せ恐怖症はどんな症状?恐怖を感じる特徴と幸せになる方法

幸せ恐怖症を診断!あなたは「幸せ」が怖いですか?

幸せになりたいのに、怖くて逃げてしまうのはなぜ…?

どうしたら、幸せになれるの?

そう悩んだりしていませんか?

もしかしたら、幸せ恐怖症かもしれません。

幸せ恐怖症は、ただのネガティブ思考ではありません。

あなただけではないので、安心してくださいね!

本記事では、幸せ恐怖症の原因から克服方法まで、わかりやすく解説しています。

セルフチェックで、今まで自分でもわからなかったモヤモヤが、納得に変わります!

「どうして、幸せを受け取れないんだろう…」と悩んできた人は、最後まで読んでお役立てください。

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目次

幸せ恐怖症とは?

誰もが幸せになりたいと思って生きていますよね。

不幸になりたい人なんていないはず。

幸せになりたい気持ちとは裏腹に、幸せを遠ざけてしまう心理とは、何なのでしょうか?

心の中で一体何が起こっているのか、気になりますね。

幸せ恐怖症とは、幸せに対して恐怖心を抱いてしまう心の動きのことをいいます。

少しずつ理解を深めていきましょう。

「幸せ」の定義

幸せのかたちや尺度は人それぞれです。

幸せは目に見えず、測れるものではありませんよね。

「◯◯になったら幸せになる」と条件が定まっているものでもありません。

ある人から幸せに見えても、自分では幸せと感じないこともあるでしょう。

幸せの基準や感じ方は、相対的なので人それぞれ違います。

「幸せ」って一体なに?

この問いにひとことで答えるのは、難しいですよね。

本記事では、脳科学の観点から「幸福物質が脳内で出ているとき、幸せを感じる」ことをふまえて、自分の中で「幸せだな〜」と幸福感を感じていることを「幸せ」と定義します。

難しいことは考えず、「幸せを感じてるか?」でOKです。

 幸せが怖い心理

心の底から感じたいと思っている「幸せ」に対して、感じないように働く心の状態です。

「幸せ」=「不安、恐怖」と潜在意識にすり込まれているため、避けてしまいます。

ただのネガティブ思考では?と思われがちですが、それほど単純ではありません。

幸せ恐怖症についての明確な定義はなく、病気や疾患の扱いになりませんが、恐怖症や不安障害の一つと考えられています。

幸せになりたいけど、怖いから逃げて、満たされることがない…。

ここに幸せ恐怖症の矛盾した生きづらさがあるのです。

幸せ恐怖症の原因とメカニズム

なぜ幸せ恐怖症になってしまうのでしょうか。

ここでは、幸せ恐怖症に影響している要因6つを紹介します。

原因がわからないとモヤモヤするもの。

あなたが悪いのではなく、今の悩みにつながるちゃんとした理由があったんですね。

最後のパートは、幸せ恐怖症を引き起こすメカニズムについて解説しています。

読めば納得!こちらも必読です。

育った家庭環境

幸せ恐怖症の最も大きな原因として考えられています。

本来なら安心できる場であるはずの家庭が、心の安らぎが脅かされる場であったため、健全な自己肯定感が育たないことがあるからです。

「自分は愛される資格がない人間だ」といった誤ったセルフイメージが形成されると、後の人生の選択に、悪影響を与えてしまいます。

主に、以下のものがあげられます。

・虐待や家庭内暴力
・ネグレクト
・過保護や過干渉
・親による支配

幼少期に植えつけられたゆがんだ価値観は、洗脳に近いものがあり、潜在意識にすり込まれてしまいます。

幸せな人生を歩むうえで、大きな足かせになってしまうのです。

母親の影響

一般的に「毒親」といわれる母親に育てられた人は、幸せ恐怖症に陥りやすい傾向にあります。

母親の精神的な不安定さが、子どもの自律を妨げるからです。

例えば…

娘を自分の所有物だと思い、自分より娘が幸せになることが許せないという感情を持っている母親がいた場合、娘はいつも母親の世話やご機嫌取りをして、自分の幸せを考えることなく育ちます。

幸せをつかもうとするとき、母親の悲しそうな表情が浮かんできたり、「自分だけが幸せになってはいけない…」と、裏切るような気持ちになったりします。

母親との心理的距離が近い関係で育った子どもは、幸せに対して罪悪感をもったり、幸せになりたい気持ちを抑えてしまう傾向にあります。

トラウマと喪失体験

過去の大きなショック体験が、幸せ恐怖症につながっている場合があります。

「幸せは失うもの」「幸せは長くは続かない」ことを体験的に学習しているためです。

幸福感を感じたときに、過去の経験が結びついて、同じように傷つくことを恐れてしまいます。

具体的には、以下のものがあげられます。

・親の離婚や死別
・身体的・精神的虐待やいじめ
・自然災害や事故による大切なものの喪失
・大きな失敗や挫折の経験

これらの出来事による心の深い傷が、幸せを遠ざける一つの要因になっていると考えられます。

幸せ恐怖症の人にとっては、幸せを得ることよりも過去の痛みを再び味わうことを避ける方が、心を守るために優先されるのです。

罪悪感

「罪悪感」が幸せを避けてしまう要因になることがあります。

幸福感を感じるとき、同時にわいてくる「幸せになってはいけない…」といった感情の正体です。

「自分は幸せになる価値がない」「幸せにふさわしくない存在だ」というセルフイメージをもっているため、幸福感を感じたときに、内面で不一致が起こっている状態なのです。

幸せ恐怖症ではない人は、「幸せだな〜」と素直に幸福感を受け入れます。

罪悪感をもっていると、幸福感の侵入を許可できず、拒絶してしまいます。

幸せを受け取れません。

潜在意識に働く恐怖心

幸せ恐怖症の原因として、恐怖心があげられます。

過去の経験から、幸せを感じることは「安心なことだ」と学んできていないため、恐怖を感じてしまうからです。

自分が知らないことに対して、不安や恐怖を感じることがよくありますよね。

例えば…

初めてプールで泳ぐときは、水が怖く、不安に感じることがあります。

慣れていくうちに楽しめるようになり、恐怖心が和らいだり、解消されたりしますね。

このように、幸せを味わったことのない人にとっては、安心を感じられず、恐怖心を持ってしまうのです。

自己防衛

自分の心が傷つかないように、守ろうとする働きです。

自己防衛は、無意識な心のクセのようなもので、幸せを避けてしまう行動の背後で作動しています。

幸せ恐怖症の人は、幸福感と同時にわき起こってくる不安や罪悪感によって、心にダメージを受けてしまいます。

防衛することによって、心のバランスをとろうとしているんですね。

ネガティブな感情になったときに、お酒を飲んだり、友達に電話をしたり、嫌なことを思い出さないように行動します。

これも防衛の一つです。

幸せ恐怖症の人は、幸せを感じることよりも、心が受けるダメージの方が大きいので、心が壊れてしまわないように、自己防衛システムが起動するのです。

悪循環の不幸サイクル

抜け出せない葛藤を覚えたことがありますか?

幸せ恐怖症には、悪循環のサイクルがあります。

①幸福感を求めるが、怖いので避ける

②避けるので、幸福感が欠乏する

③欠乏するほど、幸せになりたい気持ちがふくらみ、幸福感を求める

繰り返し

幸せ恐怖症の人は、上記のような、幸せから離れる選択をほぼ無意識に行っています。

幸福感への接近と回避を繰り返し、いつまでも満たされることのない悪循環のサイクルに捕らえられてしまうのです。

幸せ恐怖症の人の特徴とセルフチェック

幸せ恐怖症は病気や疾病ではないため、明確な定義はありませんが、幸せ恐怖症の人には共通する特徴があります。

今まで誰かに悩みをうち明けたけど、理解してもらえず、悲しかった…

そんな経験はありませんか?

もしかしたら、幸せ恐怖症かもしれません!

以下の4項目で、さっそくセルフチェックしてみましょう。

今までのモヤモヤが、スッキリ納得に変わります。

悪いことが起こりそうで不安

・よいことが起こったときに、何か悪いことが起こるサインだと思い込み、不安になる
・推測したことがピッタリ言い当たり、「やっぱり避けて正解だった!」と確信をもつ

この現象、心理学用語で「予言の自己成就」といいます。

過去の経験から、「幸せは不幸が起こる前触れだ」と学習された方程式になっているんですね。

幸せ恐怖症の人によく見られるパターンです。

ものごとは見方によって、よい面も、悪い面もありますよね。

悪い面を探し出すと、たくさん出てきたりするわけですが。

幸せ恐怖症の人は、幸せに出くわすと、積極的に悪いことの証拠を探してしまいます。

つきまとう後ろめたさ

自分だけ楽しく生きるなんて…

ごめんなさい、自分だけ幸せになって…

幸せ恐怖症の人は幸せを感じるとき、このような後ろめたい気持ちになったりします。

正体は、幸せに対する罪悪感です。

つきまとうように、セットになってわいてくるのが厄介。

あなたは、心苦しさを感じませんか?

理由は、自己肯定感が低さや、自分と他人との境界線があいまいであるなど様々です。

心の深い部分では…

・自分が幸せになること=誰かを裏切ること
・自分が幸せになること=自分にふさわしくないこと

と思っています。

不幸であることに安心する

・幸せを望んでいるはずなのに、不幸であることに安心する
・不幸の方がしっくりくる

幸せ恐怖症の人は、不幸なときの自分に慣れているため、幸せになると居心地が悪く感じます。

幸せになると逆に怖くなったり、自分は不幸の方が似合っていると思ってしまったりも。

「自分は幸せに生きるに値しない」という誤ったセルフイメージや、「自分には魅力がない、自分が嫌い」といった自己卑下が影響しています。

誰もが「愛されたい」という欲求を持っていますよね。

幸せ恐怖症の人は特に、自分への愛情が足りていない状態に陥ってしまっているのです。

心を閉ざす

・誰かと一緒に過ごしているとき、楽しい雰囲気を持続するのが怖く、自分からさえぎってしまう
・褒め言葉をもらっても、茶化してしまったり、話題を切り替えて逸らしてしまう

幸せ恐怖症の人は、人に頼っているようで他人を信じられません。

人間関係での心の傷があるため、相手に対する安心がないためです。

「誰かに受け入れて欲しい」「理解されたい」と思っても、過去の裏切られた経験から、心を閉ざす傾向があります。

この反応は、無意識であることが多く、自ら相手を拒否するような振る舞いをとってしまいがちです。

相手も人間なので、感情があったり、完全な理解を示すことはできません。

知らずしらずのうちに、人間関係の溝をつくることになってしまいます。

あなたは人間関係の難しさを感じますか?

幸せ恐怖症の恋愛傾向

素敵な恋愛がしたいのに、いつもうまくいかなくて困っている…

好きになった彼女が、幸せ恐怖症かも?恋愛が成就するのか知りたい!

ズバリ。

幸せ恐怖症の人は、恋愛においてもハードモードになりがち。

恋愛に進展していくことに恐れを感じやすくなります。

以下、恋愛シーンによくある事例を紹介します。

恋愛中の人も、これからの人も、知っておくだけでためになりますよ。

相手を試す行動をとる

幸せ恐怖症の人は、わざと迷惑をかけるような行動をとり、相手を試すことがあります。

相手から見捨てられることが不安なので、自分がどれだけ愛されているかを試したくなるんですね。

例えば…

夜中に連絡して「すぐに会いにきて!」などと、無茶な要求をしたり。別れる気はないのに、すぐ別れ話を持ちかけるなど。

このような相手を試す行動をとってしまうのは、「愛されたい」「私から去っていない」という安心が欲しいあらわれでもあります。

わざと嫌われる

相手と親密になってくると、裏切りや嘘をつくなど、わざと関係を壊すような行動を取ってしまいます。

「こんな最低な自分を見せても大丈夫かな…」と不安になり、逃げたくなるからです。

人から愛されることが怖い気持ちが同居しています。

恋人ができて嬉しいはずなのに、嫌われてホッとすることも。

「やっぱり私は幸せになれないんだ」と辛い気持ちもあるけれど、どこか安心感を得ていたりします。

恋愛がうまくいきそうになると、わざと相手を傷つける行動を取って、去る…。

せっかく理想的な人と出会えたのに、恋愛が成就しません。

幸せ恐怖症の克服方法

こんな自分でも、幸せになれるのかな…?

答えは、もちろんイエス!

ここでは、幸せ恐怖症とどのように向き合い、幸せに近づいていけばよいのか、克服のための3つのステップを紹介します。

今まで「幸せ」と上手に付き合えなかっただけ。

じっくり時間をかけて改善に取り組んで行けば、必ず光は見えます。

今すぐ取り組めることを具体的に書いているので、ぜひ読んで取り入れてみてください。

幸せな感情を味わう

今までフタして感じないようにしてきた幸福感を、まずは受け取るチャレンジ

踏み入れたことのない心の領域に対して、はじめは怖いと感じるかもしれませんが、少しずつ幸せな感情を味わうことに慣れていきます。

例えば…

「今日も朝起きれた!」「空が澄んでいて気持ちいいな!」など、日常の中の小さな幸せに心向けるようにします。

このときのポイントは、以下です。

・「幸せだな〜」と言葉に出してみる
・「幸せを感じてもいいんだよ」と自分に声をかけてあげる

少しずつ幸せに慣れていく練習をしましょう。

自分を受け入れる

「こんな自分が嫌い!」「許せない!」そう思っていませんか?

幸せに対して恐怖心がある自分のことを許してあげましょう。

克服に向けて改善ステップを踏んでいくのは大事ですが、まずは、幸せに抵抗してしまう今の状態を、そのまま受け入れてあげることが大切です。

自分のことを否定してばかりで、「OK!」を出せない状態でいると、いつまでも心に安心がやってきません。

「許すとか、認めるとか、そんなの難しい!」という人は、今までのことを振り返ってみましょう。

周りの人や自分がどんな評価をしたとしても、そのときどきで最善の選択だったはず。

たとえ不本意であっても、あなたの心を守るために、どれも必要な選択でした。

自分自身に寄り添うつもりで、チャレンジを見守ってあげてくださいね。

他人と自分の境界線を引く練習

自分は自分、他人は他人。

自分と他の人との間には、実は目に見えない境界線が引かれています。

「あなたと私は、別個体の別人格で、違う存在であること」を示すための線です。

これを心理学の用語で「自他境界線(バウンダリー)」といいます。

あまり意識したことがないかもしれませんね。

幸せ恐怖症の人は、育った環境や経験から、境界線があいまいになっている場合が多くあります。

境界線がゆがんでいると、自分の責任の範囲がどこからどこまでなのかの区別がつかなくなってしまい、「幸せになりたい」という気持ちに対して、主体的に行動を取れなくなってしまいます。

「私が幸せになること」と「他人が不幸であったこと」は関係がないのですが、境界線があいまいであるために、結びつけて考えてしまうんですね。

以下のことから始めて、境界線を引く練習をしていきましょう。

・境界線を意識してみる
・「私は」を主語にして、快・不快の感情を口に出したり、紙に書き出す

克服を難しくする注意点

実は、幸せ恐怖症の克服を難しくしてしまう大敵がいるんです。

せっかく克服しようと決意したのに。

敵の存在を知らなければ、太刀打ちできませんよね。

知っておかないと、途中で挫折してしまうことにもなりかねません…。

多くの人がついやってしまいやすい、陥りやすいワナです。

以下の3つの注意点を必ずおさえておきましょう。

孤独に注意

孤独には注意が必要です。

幸せ恐怖症の克服は、潜在意識にある様々な感情と向き合っていく必要があるため、一筋縄ではいかないものです。

この作業、なかなかハードな闘いですよね。

克服を決意しても、ひとりで立ち向かうには高いハードルかもしれません。

自分の心と向き合うことから逃げてしまったり、自己防衛が働くことで、悪循環のサイクルに陥ってしまうことがあるからです。

誰かが側にいてくれるだけで、恐れや不安に対して向き合う勇気がわいてきます。

孤独には注意であることを覚えておきましょう。

焦りに注意

すぐに変わりたいですよね!

しかし、焦りは禁物です。

幸せ恐怖症の克服は、地道な作業。

一直線ではなく、ゆるやかな螺旋階段を上るように進んでいきます。

数十年かけて内側にかたちづくられてきた価値観や潜在意識を、魔法のように一瞬で変えることはできません。

怖くなって、避けてしまうことがあるかもしれません。

それでも、大丈夫です。

慣れていくにも時間がかかります。

少しずつ慣れていくことで、「幸せに触れても大丈夫なんだ…」と不安が安心感に変わっていきます。

自信にもなっていくでしょう。

焦らずに、じっくり取り組んでいきましょう。

自己批判に注意

否定的な感情に注意しましょう。

期待しているスピードで変わっていかないとき、「私ったら、何をやっているんだ!」といった批判的な気持ちがわいてきたりするでしょう。

「やっぱり、克服できないのかも…」と自分に対する不信感も出てきたり。

批判を向けている状況が続くと、自分自身を追い詰めることになり、感情がうまく出せなくなってしまいます。

感情よりも、「いかにして改善するか」という「思考」が優位に働いてしまうからです。

幸せ恐怖症の克服プロセスで大切なのは、自分がどのように感じているか、「感情」をすくい上げること。

感情は頭で考えても、わかりませんよね。

自分に向けてしまう批判の声には、注意が必要です。

周りの人ができるサポートとは?

もしかしたら、彼女が幸せ恐怖症かもしれない…?

幸せ恐怖症の人とどう関わったらいいのかわからない…

そんなお悩みがある人もいるでしょう。

身近にいる大切な人が幸せ恐怖症だったら、どのような関わりをもち、対処するのが良いのでしょうか。

ここでは、幸せ恐怖症の人に対するサポート方法を3つ紹介します。

読んでお役立てください。

理解と共感を示す

まずは、相手の感情やそのままの状態を否定せずに受け入れてあげましょう。

幸せ恐怖症の人は、今まで自分が理解されなかった苦しみを抱えていたり、無意識な恐怖反応に苦しんでいたりします。

自分の感情や考えを受け止めてくれる存在がいることは、心の安定につながります。

以下の行動をヒントにしてみてください。

・「大丈夫だよ」と声をかけながら、安心させる
・心の内をオープンに話すように励ましてく
・共感できるポイントがあれば、経験を話しながら、共感を示す

いつでも理解と共感を示すことは、簡単なことではありませんよね。

余裕がないとできず、忍耐がいります。

理解してくれる人の存在が、想像以上に大きな助けになることを忘れないでください。

過度な助言や指示は控える

周りの人からの行き過ぎたアドバイスや助言は、相手を追い詰めてしまうことになるので、逆効果になります。

相手は、自分の問題や感情について理解されていないと察し、孤独感や無力感を覚えて、心を閉ざしてしまうでしょう。

相手の問題に対処する力を奪うことになり、精神的な自律をはばみ、依存させることにもつながります。

以下は、アクションの例です。

・相手のタイミングを待つ
・相手が自分で考え、自分で行動することを尊重する
・一緒に楽しめることを見つけて、楽しむ時間をもつ

過度な助言や指示は控えながら、なるべくプレッシャーを与えないようにしましょう。

専門家のサポートを勧める

幸せ恐怖症は、ひとりでは克服が難しいことがあります。

外側の行動を変えることは難しくありませんが、内側を変えることは、簡単ではありません。

幸せ恐怖症は、過去のトラウマや喪失体験が影響していることが多く、本人でも気づかない、深層の心の状態を取り扱っていくためです。

本人の努力や周りのサポートがあっても、解決しきれない場合があります。

心理カウンセラーなどの専門家に頼ることは、適切なサポートの一つです。

必要に応じて勧めてみましょう。

以下、助け手として心に留めておきたいポイントです。

・治療をとおして、一緒に学んでいく姿勢をもつ
・小さな改善の変化を一緒に喜ぶ

専門家の力を借りながら、ともに闘っていく姿勢をもちましょう。

周りの人が味方であることが、克服する力になります。

幸せ恐怖症のまとめ

幸せ恐怖症とは、幸せに対して恐怖心をもってしまう心の動きです。

渇望する「幸せ」に対して、避けてしまう矛盾。

抜け出せない葛藤の中で、絶望感でいっぱいになり、疲れてしまった時期もあるかもしれませんね。

幸せは遠くにあるものではなく、「こうなったらなれる」と決まっているものでもない。

「なるもの」ではなく、「感じ取るもの」。

途中で立ち止まっても大丈夫。少しずつ幸せを受け入れる準備を整えてくださいね。

「幸せ」は、いつでも手が届く、あなたのすぐ近くにあります。

→自信をつける方法は?仕事にも活かせる簡単な方法を紹介

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